今日の本のおススメ「革命のファンファーレ」後編
こんにちは~~
ハラペコです♪♪
昨日からの続きということで、本日のおススメはこちら。
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告 「西野亮廣(著)」』
去年結構話題になってましたよね!!
今さらブログに書くんかい!って反応が来そうですが、そこはご愛敬で笑
読みやすくて、1日で読めてしまいました♪♪
強調するところをフォントから意識して作りこまれているので、要所が掴みやすいかと思います。
概要としては、絵本業界に旋風を巻き起こした「えんとつ町のプペル」がなぜあそこまで売れたか(どうやって売ったか)?広告の観点から、実体験を用いて解説している感じです。
印象に残った点はたくさんありますが、
僕なりに3つのキーワードを挙げて書いてみたいと思います。
1.現代の働き方
2.クラウンドファンディング
3.共犯者
キーワード1.現代の働き方
そもそも、なんで芸人キングコングとして名高い西野氏が絵本作家として活動できたと。
最初僕は、「芸人として売れなくなったから、絵本作家に転身した?」くらいにしか思ってなかったですが(お恥ずかしい限り)、
西野氏によれば、芸人・オンラインサロン等、複数の収入源があったからこそ、本当に好きでやりたい仕事(=絵本)に着手できたとのこと。
副業解禁が叫ばれて久しくなってきましたが、彼の感覚では恐らく「副業」ではなく「複業」かと。
親世代が若いころは考えつきもしなかった状況に、刻々と変化している!
1人が持つ仕事は一つ(もしくは本業と副業)という固定概念に惑わされず、
仕事や肩書がたくさんあったっていいじゃん!! ということですね。
やりたい・なりたい肩書や仕事を複数持つ、これ凄く合理的じゃないですか??
株式投資の基礎中の基礎に「分散投資によるリスク低減」というテーマがありますが、それと似た感覚。
やりたいことを1つに絞らなくていい!
やりたいことが無いなら、色々試してみればいい!!まずは行動!!
明確な目標がない人(僕も)にとってはとても勇気づけれられます。
じゃあ、具体的に何をするか?
あとでも出てきますが、西野氏曰く「信用」をためろと。
キーワード2.クラウンドファンディング
この本で欠かせないファクターとなっているのが、クラウンドファンディングという手法です。
クラウンドファンディングって??と言うかたもいらっしゃるかと思うので本当に簡単に言うと、
これやりたい!でもお金がない・・・・・という場合に、インターネットで不特定多数の人から、少しずつお金を集める資金調達方法です。
詳しくは、下記のようなサイトをご参照ください。
これの面白いところや、株式発行や銀行からの融資等の既存の資金調達方法との違いは、
・証券取引所や銀行等の審査がいらなくて、速い
・インターネットを活用している
・お金を出す人をサービス制作の一員として巻き込める
・お金を出す人がそのまま広告塔になり得る
ところかなと思います。
3つ目のキーワード、「共犯者」でも出てくるんですが、
西野氏の凄いところは、えんとつ町のプペルへのクラウンドファンディングを見込んで、
まず独演会を開き、そこで来場者から信用を勝ち取り、
その上で、ネット上でクラウンドファンディングでの出資を募っているところ。
お金は信用情報を数値化してモノでしかなく、それがクラウンドファンディング時に「応援してくれる人の数と金額」として現れたのです。
結局のところ、「西野さんと何かやったら面白そう!私も一枚嚙もう!」と思わせた時点でクラウンドファンディングは成功していると。
キーワード3.共犯者
本作で、個人的に最も響いたワードでした。
簡単に言うと、たくさんの人(=共犯者)と手を組んだり、チームとなることで大きな結果を残す!ということ解釈しています。
仲間と書かずに共犯者という表現をしているところも西野氏らしさを感じました笑
絵本の制作も完全分業制をとり、資金調達もたくさんの人の手を借りています。
作品の無料公開や作品の著作権をとらない等、既存のマーケティングでは馴染み無い方法をとり続け、信用を重ねてきた西野氏だからこそ、
「あの人と組んだら楽しそう!」と様々な人から応援されるのではないでしょうか??
そんな風に周りから応援される人になってしまえば、何でも上手くいきそうに僕は感じます。
この本、「現代のお金と広告」とあるので、ファイナンシャルとマーケティングだけの話と思われがちですが、
ビジネスマンとしてどうやって思考・行動し、信用を得るか(=測定尺度はお金)。
めっちゃ重要なエッセンスが詰まっていると思います。
これからの時代どう動くか。
是非そのヒントとして、読んでみてください。